卑弥呼の歯がいーぜ!


こんにちは。歯科衛生士の石川です。

まだまだ暑い日が続いてますね。熱中症などにはくれぐれもお気をつけ下さい。

 

さて、今回は【噛む事の大切さ】についてお話しさせていただこうと思います。

皆さんは食べる時に【よく噛む事】を意識してお食事されていますか?

テレビやスマホを見ながら食事をしたり、食べ物自体が柔らかかったりして、あまり噛まずに飲み込んでいることが多いのではないでしょうか。

普段何気なく行なっている【噛む】という動作は、顎や歯の発達を助けるだけでなく、全身の健康にも大きく影響しています。

それをわかりやすく説明する為、よく噛む事での8大効果を表す標語をご紹介させて頂きます。

 

それが、タイトルにもなっているこちらです

卑弥呼の歯がいーぜ!

何のこっちゃいな?と言いたくなりますが、ぜひ知っていただきたい標語です。

弥生時代の卑弥呼の食事は噛む回数が現代の6倍だったそうです。ですのでおそらく卑弥呼は良い歯や歯茎をしていたという想定から、このキャッチフレーズは生まれました。

 

それでは一文字ずつ内容を詳しく説明します!

ひ:肥満防止

噛む事で脳が刺激され満腹中枢が働き食べ過ぎを防ぐ。

み:味覚の発達

噛む事で素材そのものの美味しさを感じ味わう事ができ、味覚が発達する。

こ:言葉の発音がはっきり

口の周りの筋肉が発達し、言葉の発音がはっきりする。また顎の発育を助け歯並びにも良い影響を与える。アンチエイジングにも◎

の:脳の発達

脳への血流が増加し、脳の働きが活性化される。

は:歯の病気予防

噛む事で唾液の分泌量が増える。唾液には抗菌作用や酸の中和、再石灰化を促す作用があり歯の病気予防に効果的。また唾液が増える事で口の中の清掃効果が高まる。

が:ガンの予防

唾液に含まれるペルオキシターゼという酵素は、食物内の発ガン物質の発ガン性を弱める働きがある。

い:胃腸の働きを促進する

食べ物を細かく砕く事で胃腸への負担を和らげる。噛む事で唾液が分泌され、唾液に含まれる消化酵素によって体内での消化や吸収がよくなる。

ぜ:全力投球

よく噛む事で歯や顎が丈夫になり、食いしばる事ができる。食いしばると全身に力がみなぎりスポーツを思いっきり楽しむ事ができる。

このようによく噛む事は身体に良い影響を与えます。

卑弥呼の時代は食べ物に硬いものが多かったせいか、一食あたり4000回も噛んでいたといわれています。現在ではそこまで多く噛む事は難しいですが、一口30回を目安に噛む事を意識してみて下さいね。

お食事をよく噛んで食べる為にも、毎日の歯磨き、歯科医院での定期的な検診やクリーニングで健康な歯を守りましょう!

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