こんにちは⛄️歯科衛生士の松本です
コロナウイルスやインフルエンザ対策としてマスクが欠かせなくなりましたが、皆さんはお口の口臭の原因は、何か知っていますか?
それはズバリお口の中にいる細菌です
口腔内には虫歯菌や歯周病菌などおよそ10億個以上の細菌がいるといわれています
口臭の種類
①外因的口臭…タバコやアルコール、ニンニクやネギなど食品が原因のもの
②生理的口臭…起床時や緊張した時、空腹時が原因で発生するもの
③病的口臭…糖尿病や肝硬変などの全身疾患や舌苔やプラ–クなど口腔内の不潔物が原因
の3つに分けられます
口臭の中でも特に気をつけたいのが歯周病由来による口臭です。歯周病にかかっている状態のお口の中は多くの歯周病菌がいる状態です
歯周病菌は主に歯肉の中、歯肉縁下に多く存在し、私たちのお口の中に残った歯垢(プラ–ク)や剥がれ落ちた粘膜、食物のタンパク質やアミノ酸を餌として発酵し、最終的にガスを出します。そのガス(おなら)が口臭の元となります。
つまり、お口の中の細菌が多いほど、口臭(おなら)がたくさん発生しやすくなります。
なので、歯周病菌が多い人ほど、より口臭が強くなりやすいので気をつけたいですね
口臭の主な物質
①メチルメルカプタン(野菜の腐敗臭)
②ジメチルサルファイド(磯の臭い)
③硫化水素(卵の腐敗臭)
などがあり、これらの物質は唾液や歯肉から分泌される歯肉溝滲出液などから分解されたタンパク質やアミノ酸から発生すると言われています
また歯周病菌は血液中の鉄分を好み、出血した所に集まりやすいと言われており、特に歯周病が進行している人のお口の中は口臭が発生しやすい状態といえます
特に今の季節はマスクを長時間つけることで口呼吸や水分を取る回数も減るため、お口の中は乾燥しやすくなることにより細菌が増える原因となります
対策
口臭対策としてはまず口臭の原因となる食べかすやプラ–クを取り除き、お口の中に残さないことが大切です
歯ブラシでの歯磨きはもちろん、フロス、歯間ブラシなどを用いての清掃はお口の清潔につながります。そして舌の清掃も大切です
舌の上の白い苔のような物は舌苔と呼ばれ、口臭の原因にもつながりやすいので、舌用ブラシなどを用いて清掃がおすすめです。
小池歯科では一人ひとりのお口の状態に合わせた歯ブラシや清掃用具などをアドバイスさせて頂いています✨
最後に
口臭は自分自身で気にしていても中々わかりにくいことも多いので、口臭でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
自分に合った歯ブラシ等でお口のケアを行うことは虫歯や歯周病の予防だけでなく、全身の健康維持にもつながります。
できることから少しずつトライしていきたいですね✨
この記事へのコメントはありません。