口から食べることは生きる喜び 嚥下検査と訓練

新年明けましておめでとうございます。

訪問歯科担当の貴志です。

 

2020年はコロナで始まりコロナで終わる年でしたが、新年を迎えてもまたまだ油断できませんね。

しっかり栄養を取り、コロナに負けない体力作りが必要です。

昔から口は健康(病気)の入り口、魂の出口と言われますが、口は食べるだけでなく生命の社会的生活を営むために根本的な役割を持っています。

 

食べる喜びをいつまでも

口から食べることは真の栄養になり、生きる喜びにつながります。

口から食べることにより、病気の回復も早くなることが研究で発表されています。

訪問歯科では口から安全に食べることを支援することであり、私達の大きな喜びでもあります。

 

嚥下検査・訓練

訪問歯科では嚥下検査や嚥下訓練を行っています。

嚥下とは、食べ物を認識してから口に運び咀嚼して飲み込むまでのことを意味します。

嚥下内視鏡検査(VE)

細いファイバースコープ(内視鏡)を鼻から喉へ入れた状態で色を付けた水分やゼリーなどを飲み込み、その様子を観察する検査です。

 

①咽頭(のど)の働きや形状について観察

②食事後、咽頭に食べ物の残留があるか確認

③食べ物の気管内誤嚥の確認をする

④咽頭に痰や唾液などの残留状態を観察

 

嚥下訓練

 

食べ物を使用せずに行う訓練です。

食べるために必要な筋肉を動かしたり刺激を加えたりして、口腔周辺の運動や感覚機能を促し、誤嚥のリスクの予防を目的とします。

 

そしてお口の中の運動だけではなく、ご負担なくお身体を動かすことができる患者様には、軽い体操なども行っております。

 

 

院内と変わらず治療や予防歯科を行なっていますので、1人で通院が困難なご家族様がいらっしゃる方などは、いつでもお気軽にご相談下さい。

 

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