こんにちは!
訪問歯科衛生士の貴志です。
今回は訪問歯科で作製する入れ歯についてお話しさせていただきます。
訪問歯科では、寝たきりの方など歯科医院へ通えない方が病院や施設、ご自宅にいながら歯科治療が受けられます。
特に多いのが入れ歯作成です。
「えっ、歯医者に行かなくても入れ歯を作ってもらえるの?」と思われますが、大丈夫です。
ご自宅や施設、病院でも作製できます。
では、どのように作製していくのかをご説明させていただきます。
型取り
まず型取りから始めます。型取りは2回行います。
即製枠で、その方にあった型枠を作るための1回目の型取りです。
2回目は、その方にあった枠で精密な型取りを行います。
噛み合せの高さ調整
次に入れ歯を使ったときの噛み合わせの高さを決めます。
噛み合せ調整
最後に仮歯で歯を並べて歯茎の当たり具合や噛み合わせなど最終チェックをします。
そして完成です。
新しい入れ歯ができ装着した時は、お痛みがなくても食事をしたりすると、痛みが出ることがあります。
靴を買った時、その場では痛くなくても歩き始めると、靴擦れができたりするように、入れ歯も使い始めて食事をしたりすると、歯茎に当たって赤くなったり、傷ができたりします。
その時は調整をしていくのでご安心ください。
以上が入れ歯のできるまでの工程です。
合っていない入れ歯での食事は、消化にも悪く、また誤嚥性肺炎の原因にもなりますので、ご相談ください。
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