歯と歯の間にできた虫歯の治療

こんにちは!歯科医師の高村です。
今回は歯と歯の間の虫歯についての治療法をお話させて
いただきます。

通常、小さい虫歯はCR(コンポジットレジン)で修復することが多いのです。

CR(コンポジットレジン)とは、虫歯を削った部分にペースト状になったプラスチックの材料を盛り、専用のLED照射器で固めて行う虫歯治療です。

歯と歯の間にできた虫歯の治療

では、この小さな虫歯が歯と歯の間にできた場合どういう治療になるのでしょうか??

歯と歯の間の虫歯は、小さくてもインレーと言うはめ込むタイプの詰め物になることが多いです。

インレーは、保険適用の金属や適用外のセラミック等があります。

CRは患者様のお口の中で形を作るのに対しインレーは歯科技工所で詰め物を作りお口の中にはめ込むため、より精密な形が作れます。そのため歯と歯の間にものが溜まりにくい形を作りやすいのです。
歯科医師の判断によりCRかインレーを使い分けて虫歯の治療を行います。

インレー治療

では、インレー治療とはどのようにして行っていくのか簡単にご説明させていただきます。

①麻酔
インレー治療は虫歯の所やインレーをはめ込める形を歯に作る必要があるため歯を削ります。そのため麻酔をさせてもらう場合があります。

②虫歯除去
虫歯になっている部分を削ります。

③インレー形成
インレーが入れ込める形に歯を削ります。

④型取り
インレーは歯科技工所で作るため、型取りをさせてもらう必要があります。

⑤接着
歯科技工所から出来上がってきたインレーを歯にセットします。

以上が簡単なインレー治療の流れになります。歯科技工所を挟む為最短で2回の来院が必要です。


最後に

歯と歯の間の虫歯は見えにくいため、ご自身で気づきにくくなっております。定期的に歯科医院にご来院いただくことで、虫歯の早期発見につながり、歯を削る面積が少なくなるメリットがあります。

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