こんにちは!
歯科医師の松本です。
先日ブログでも紹介して頂いたのですが、今年度から小池歯科の一員として働かさせていただくことになりました。陸上競技や柔道をやっていましたので体力には自信があります。
よろしくお願い致します。
さて、僕は大学での研修期間中は歯周治療科に所属していましたので、口腔内のむし歯菌と歯周病菌の関係についてお話しようと思います。
むし歯菌として有名なミュータンス菌などは、酸素がある状態で活発に活動し、乳酸などを産生し、歯を溶かします。
逆に歯周病菌の多くは酸素を嫌います。深い歯周ポケットの中などの酸素が少ない環境で増殖し、炎症を引き起こします。
このように、むし歯菌と歯周病菌は好む環境が異なります。イメージとしては口腔内のこの2グループの細菌の総数を100とすると
むし歯菌80、歯周病菌20
むし歯菌40、歯周病菌60
のようにバランスをとっていると考えるとわかりやすいかもしれません。
口腔内の環境には個人差があり、この菌のバランスももちろん人それぞれです。
むし歯菌が少ない方はそこまで気をつけなくても比較的むし歯になりにくいため若いうちは油断しがちですが、逆に歯周病のリスクは高いと考えられますので注意が必要になります。
むし歯も歯周病も予防したり進行を食い止めたりすることが可能です。定期的に歯科に通う習慣を身に着け、お口の健康を守りましょう!
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